最近思うこと・・・。

今回は初めてダラダラと気になる事を書いてみようと思います。
適当に読んで下さい。
季節的になのかどうなのか解りませんが、最近プロになるにはどうしたらいいかという質問をたくさん頂きます。
まぁ、プロと言ってもいろんな仕事があるので難しい。
メーカーさんに就職するのも、自分で店を持つなり販売するのもプロですし、製作だけでどこかのお店に卸すのもデザインするだけでもプロと呼べると思います。
革を使って鞄や財布や小物など作ることに携わればという事になりますが、たぶん僕に質問するのは自分で作って販売する事を指しているのだと解釈してお話します。
まずどこで技術を学ぶかという事の質問が多いんですが、みなさんがよく考えるのがメーカーに就職して仕事をしながら技術を学ぶのが現場も見れるので一石二鳥ってな意見です。
只、残念ながら求人がほとんどないのと、人を雇えるぐらいのメーカーさんは完全な分業制のところがほとんでしょう。だから、ずっと同じ作業ばかりですので鞄をつくる全工程を学ぶことは難しいみたいです。
実際にうちの教室にもメーカーに数年勤めたけど、「1部分縫う作業しかしてません」っと習いに来られる方が何人かいらっしゃいます。普通に考えればその方が大量生産するには都合がいいわけですからね。
この頃は国内での製造メーカーも減ってきちゃったし・・・。
次は、独学で突き進む。
技術だけで見ると独学の方がいい物を作る人もいます。作ったものみせてもらったり話を聞いて、習わない方が個性を伸ばせるとと思った時はうちの教室でもそんな話をする時もあります。
後は、最近増えてきた学校ですね。技術を学ぶにはたしかに早いと思います。
僕自身は独学でずっとやってましたので時間がかかりました。別に頑なに独学でと思っていたわけではなく教えてくれるところがなかったからです。
長い間、職人がいる工房を探して飛び込んでは、ちょっと技術を盗んで来ての繰り返しをしてました。もちろん門前払いは当たり前。
こんなところでサラリーマン時代に車屋の営業をしてたのが役にたつとは思いませんでしたが。
ですから、今の師匠に出会えた時はうれしかったですね。聞くことすべてに答えが返ってくるんですよ!!大きな変化でした。
この出会いによっていろいろな事を学びましたが、1番勉強になったのは技術だけでは仕事にならないと言う事でした。独学時代はやっぱり技術に飢えているので、そこばっかり気になって作る物のほとんどが独りよがりだったんですが、お客さん事を考えることが最優先。デザインや使い勝手や作り方、もちろん価格もです。
そんなプロなら当たり前の事に気が付きませんでした。
物を作る知識と技術は、お客さんに買って頂く知識と技術とは同じではないんですね。
その両方がないとプロとしては仕事ができないでしょう。
誰でもプロになれますが、なった人は少ない。
その気持ちの差が違いとなって表れるかもしれません。
僕もまだ勉強中ですが・・・。
もっとたくさん学校や教室ができて勉強したいと思う人が選べるぐらいになればもっとよくなると思います。
そしてたくさんの革で物を作る人がでてきてくれれば楽しいですね。
うちの教室の生徒さんにもプロ目指している人がいます。
何人かはまだ少ないかもしれませんがお金を頂いて革製品を作っています。
みんな頑張ってプロになってほしいな。
こんな感じで、今回は最近思ったことを書きましたが、
またそのうちなんか書くかもしれません。
では、風呂に入って寝ます。

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